もの申し唇熱し野分かな

先生からのお葉書に印刷されていました。
先生からのお葉書に印刷されていました。

「もの申し唇熱し野分かな」

After my rebuking in the meeting, my lips are still trembling like a typhoon.

 

関 脩先生 (1932:S.07.04.29~2011:H.23.10.19)の「ご自筆書簡」編集中!002

 

Yoshy has started editing or rearranging the letters from the late Mr. Seki Osamu to Yoshy since Friday, 2013.01.18.

 

「日本語達人の世界ご紹介」ですので、この種のブログに限り、原則、全文の英訳は控えさせて頂きます。

Since the main aim of this work is introducing “His World written in Beautiful Japanese”, let me almost omit Yoshy’s translations in principle.

 

 

Edition 002:「直筆葉書」:Postcard Sent to Yoshy on 2006.11.07

(前略)…の会議にて活火山爆発されたとか、御心中、察し上げるに余りあるものを覚えます。ご書面中、「もの申し唇熱し野分かな」に、「川柳?」の注がありましたが、どう致しまして、立派な句心が溢れたものとお見上げ申しました。野分のすさまじさを背景に、「唇寒し」などの消極性ではなく、「唇熱し」と、怒涛の勢いを示されたのは、ただ称賛あるのみです。真の教育のためには、紛いものに対し常に「暫く、暫く、暫くぅー」と敢然と立ち向かわれる意気をお注ぎください。

 

 

大意:Gist

「もの申し唇熱し野分かな」

After my rebuking in the meeting, my lips are still trembling like a typhoon.

 

・rebuke:vt 譴責する、阻止する・lips:n 唇・野分:n typhoon

 

 

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