上越タイムス#07 「みなさん、好機到来です」2009年10月28日(水)

■今回は私が描く「英語での町おこし」の一端をご紹介します。毎月の「学級担任セミナー」の中で感じることは、目的が「授業の為の英語力強化」ではあっても、アクティビティの模擬演示や、日常英会話学習に熱中しておられる先生方が「教師の顔」ではなくなっていることです。仕事趣味等、動機は違っても、「英語を使いたい」思いで私の教室に通って下さる成人生徒と同じ顔なのです。教師も市民の一人、日々の営みがあります。「海外旅行で英語を使いたい」、「町で出会う外国人と話してみたい」…この個人的なエネルギーがあってこそ、「英語でイキイキと授業が出来る」のだと、私自身の教室活動に照らしてもそう思います。

 

■子供たちは教師の人柄をすぐに見抜こうとします。教師自身に向上心がなければ子供たちの心は離れます。

 

■私が主宰している英語サークル、「M-PEC」(妙高パワフル・イングリッシュ・クラブ)の3つの目的は、「使える英語学習を楽しもう・英語で仲間づくりをしよう・英語で伝統文化を紹介しよう」です。10月4日、カルメン先生(市英語活動コーディネーター)、アンナ先生(市英語補助教師:ALT)をお迎えして、英語民話劇披露などを中心とした3年目のフェスティバルを開催出来ました。

 

■私が様々な英語活動を通じて願うことは、妙高市の未来を託す子供達が心身ともに元気であってほしい。その為に、私達成人市民がお手本でありたいことです。

 

■M-PECの3つの目的は「町おこしの一つ」になると思っています。一サークル活動に留まらず、官と民の英知を融合したシステムをつくって、例えば「英語で妙高自慢コンテスト」は如何でしょう?審査員はALTや英語圏からの在住外国人です。教師だけでなく、私達自身と妙高市をPR出来る好機到来と捉えたいのです。